熊野本宮大社 大斎原の鳥居
熊野本宮大社 大斎原の鳥居
大きさは高さ34m 横幅42m
日本一のスケールで建てられている
遠くから見ても存在感は凄かったけど
すぐ近くで見ると宇宙的な感じがした
春の桜の淡い桃色に黒い鳥居とのコントラストが綺麗
本宮大社はもともとは熊野川・音無川・岩田川の3つの川の
合流点にあったらしい。江戸時代まで音無川には橋が架けられず
参詣者は川を徒渉して音無川の冷水で心身を清めてからでなければ
ご神域に入ることはできなかったのだ
明治22年に熊野川が大水害を呼び濁流が
本宮社殿もろとも飲み込み水没した。水害を逃れた4社が
500m程離れた一段高い今の場所に移築されているのだ
流された大社は今の数倍もの規模だったらしい。。。
。。。ある日のエピソードを思い出す
私はよく精神的に辛くなった時には
近くの川原で空と大地と自分を繋げてゆっくりと過ごす事がある
その日は夕陽がとても綺麗でサンセットを見ながらの瞑想をした
夕陽が沈んだので夕食の買い物に出かけた
川にかかっている橋の上の道路にさしかった時
さっき沈んだ筈の夕陽がくっきりと丸く顔を出した
『ああそうか、さっきより高い場所に上がったらだ』
沈んだ夕陽が高い場所に行けば見える
物理的には当たり前の事だけど。。。
気持ちを落とし込めた瞬間だった 再度沈んでゆく夕陽を見送る
川原で見るより、もっと大きく美しく輝いて見えた
『もっと美しい世界を見せてあげる』
『だからあなたもこちら側にいらっしゃい』
『高い場所にいらっしゃい』
太陽神の天照大神さまに励まされた気がした。。。
高い場所に進めば、今見えている世界よりも
もっと鮮やかでリアルで美しい世界を神様は見せてくださるのだ
おそらくそれは一般的な常識や感情などを超えた所にある
あの夕陽を想いながら階段をゆっくり歩く
急流に流されて上がった場所にある熊野本宮へ
考えてみれば嵐は大浄化に繋がる
誕生日を熊野の聖地で迎えられた事にお礼を申し上げて
心を洗い流し、自分を見つめ、浄銭させてもらい
神様の愛に答えられる自分になれるように誓う
『ありがとうございます。40代の旅路を進みます。』
最後に鳥居の前でゆっくりと大社を見つめる
一礼して本殿を出ようと思った瞬間だった
大社の後ろの木々の葉が拍手するように細かく揺れはじめ
びゅうっと大きな一陣の風が吹いて ぴたっと静まった
『誕生日おめでとう 信じた道を行きなさい』
背中を押してくれる様な力強い風に涙が溢れた
『ありがとうございます。自分を信じて行ってきます』
この日はずっと風がなく穏やかに晴れた日だったのだ
私にとって人生で一番感動した誕生日プレゼントだった
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